鹿児島市の ”安心・安全住宅ストック支援事業”の支援を受けて、木造2階建て住宅の耐震補強工事が完了しました。
建築後49年と経ってはいましたが、手入れが良くてほとんど傷んだ所の無い建物でした。
まず耐震診断をしてみると、0.75 0.5 でした。
問題点として、家の全ての隅角部に耐力壁が無い・外壁廻に大きな開口部があり耐力壁のバランスが悪い・内壁には耐力壁が少ない事などがありました。
対策として
- 隅角部の二面は全て耐力壁とする。できない所でも最低一面は耐力壁にする。
- 外回りの耐力壁をバランス良く配置する。
- 内部の耐力壁もバランス良く配置する。
お客様に現在の状況を説明し、耐震補強の目標を1.2 として設計しました。
外壁の隅角部にある出窓を撤去し、耐力壁とする写真です。
次の写真はやはり隅角部にある押入を耐力壁にします。
今回の耐震補強工事は、鹿児島市の ”安心・安全住宅ストック支援事業”支援を受けました。工事金額の補助として100万円支給されたので、全面的な改修工事となりました。
耐震補強工事をするなら、鹿児島市の審査・中間検査・完了審査など多段に渡って検査があるので、鹿児島市の ”安心・安全住宅ストック支援事業”支援を受けるのが一番最適な方法だと思います。