甚大な被害をもたらした熊本地震です。
その影響が私の周りにもじんわりと現れつつあります。
というのも、最近耐震診断の相談がずいぶんと多くなってきています。
そのほとんどが、昭和56年以前に建てられた住宅をお持ちの方からの相談です。
特に今回の熊本地震は、前震も大きかったのですが、それにも増して本震が大きかった為、被害が大きくなっています。前震の後は余震だけと考え、自宅に帰られた方が多く、被害が膨らんでいます。
今回は、200年以降の新耐震基準で建てられた住宅でも、前震ではどうにか持っていたのですが、前震に続く本震で遂に倒れてしまった住宅も73棟にあがっています。
耐震に詳しい大学教授は「間取りとの兼ね合いもあるが、壁の量は基準の1.2倍から1.5倍くらいにしたい。そうすれば、予想外の地震動にも耐えられる可能性が高まる」と語っています。
自分の住んでいる家の耐震度がどのくらいの耐震度なのか、普段から対策を考えていたいですね。